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マネジメントのあり方

2019/10/08 11:59|カテゴリー:マネジメント

みなさん,組織とは?と聞かれて何と答えますか?

1つの定義を言うとすれば,組織とは,特定の目的、目標を達成するために

構成員間の役割や機能が分化・統合されている集団と言えます。

 

共通の目的を持っていること,お互いに協力する意思を持っていること,

円滑なコミュニケーションが取れていることが必要となります。

優秀な方であれば一人で物事に取り組んだ方がより早く目標に到達することができるでしょう。

しかし,一人でできることは限られています。

より大きなことを成し遂げ,より遠くまで行くためには組織が必要となるのです。

もっとも,組織の構成員たる人はそれぞれ異なる思考や価値観を持つので,

組織のパフォーマンスを最大化させるためには技術が必要となります。

その技術がマネジメントであり,人が協働して成果をあげることを可能とし,

強みを発揮させ、弱みを無意味なものにして,

部下育成と目標達成を両立させる技術が必要なのです。

マネジメントには,ボスマネジメントとリードマネジメントがあり,

人間関係を重視しない成果偏重型のボスマネジメントは,

一時的に業績が上向いたとしても部下のモチベーションは上がらず離職が発生し,

長期的にみると効果的なマネジメントとはいえません。

リードマネジメントは,人間関係を重視しつつ成果も求めるマネジメントであり,

スモールステップを積み重ねるスタイルなので時間はかかりますが,

部下の自立性を促し成長を促進する効果的なマネジメントといえるでしょう。

マネジメントでは,誰が言うか,何を言うか,どのように言うか,が重要となります。

嫌いな上司からどんなに正しいことを言われても部下の心には届きません。

失敗に焦点を当てず人間性を否定するような指導では人間関係が壊れるだけです。

感情的に主体性を奪うような一方的な言い方では部下の成長を阻害します。

 

職場は将の影と言われます。

職場環境が悪いのであればそれはリーダーの責任です。

『全ての人には価値があり、常に最善の行動をしていること』

このことを信じて部下の成長を疑わず関わり続けること。

それがマネジメントのあり方だと思うのです。