理念経営 その弐
2018/11/26 12:31|カテゴリー:経営
「志を立てて以て万事の源と為す」
志を立てることから、すべては始まる。
松蔭は、どんなに才能があろうと、知恵に秀でていようと、そんなものは全く当てにならないのであって、とくかく志さえ立てたなら、人はどんな遠くへも行け、どんな困難なことも成し遂げられるのだと堅く信じて、人々に語り続けました。
この後に続いて松蔭はこのように述べています。
「志を立てることから、すべては始まる。そして交際する人を選ぶ。それが仁義を行う助けとなる。さらに書を読んで、古の偉人から教訓を学ぶ。この3つが実践できるなら、立派な成人になれる。」
このような松蔭の教えが受け継がれ、松蔭が亡くなった後も明治維新は遂行されました。
松蔭は志半ばで処刑されたとも言えますが、門徒生によって松蔭の志は達成されたとも言えます。
社員全員が一丸となって同じ頂を目指すには、松蔭のように自分の信じるところを語り続ける必要があるのではないでしょうか。
その信じるところが理念なのだろうと思うのです。